キレる子どもたち
一昔前よりも今の子どもたちは
キレやすいと言います。
すぐキレる子どもを調べている心理学者によると、
今の子どもたちは小さいころから
勝ち負けが決まる遊びを
たくさんしていないからだそうです。
つまり「負けること」を経験していないのです。
そして、生活の中で我慢する場面も減っています。
欲しいものは買ってもらえる、
親も子どもに買ってあげられる状態でなければ、
幸せではないと感じています。
以前は使える物は兄弟みんなで使いなさいと
言われたりして育ちました。
私も服はほぼ兄のお古でしたね(笑)
個食が広がっていることに警鐘を鳴らしている学者もいます。
少子化、核家族化が進み、食事の際に大皿に盛ったり、
大きなお鍋から取り分けることが減っています。
「これは、食べた? 僕はもう食べたんだけど」
「最後の一個、もらっていい?」
といった相手を気遣う経験をしないわけです。
相手の気持ちを考える感性が生まれづらいのです。
上記のような生活の背景もある中でキレてしまう、
という理解をしているかどうかで大人の受け止め方が変わってきます。
うちのクラブでもすぐに諦めたり、
キレる選手がいましたが、
何度も話し合ったり、考えさせると改善しています。
時間がかかりますけど…。