Don’t over teach
メジャーリーグ ・ドジャースに権藤博(元横浜監督)がコーチでいたときの話です。
389本塁打を打ったデューク・スナイダーが特別コーチとしてある選手に指導していた。スナイダーは「打球が右に飛ぶようになったら呼びに来い」と言い残して去っていった。
その選手は右に打とうとするのだがうまくいかない。
そしてその選手は権藤にアドバイスを求めてきた。権藤は「体を残して云々」とアドバイスを送った。すると打球が右に飛ぶようになりその選手は喜んでスナイダーを呼ぶと、スナイダーの前でライトヒッティングを披露した。
スナイダーは「誰に教えてもらった?」と聞き、その選手は権藤に教えてもらったことをスナイダーに告げた。
スナイダーはその選手を帰してから権藤を呼んで「教えてくれるのはありがたいが、すぐ教えて上手くなったことはすぐ忘れてしまう。私は彼が自分で覚えるまでやらせようと思っているんだ」と言った。
Don’t over teach.「教えすぎない」ということも意識しないといけませんね。