自立と依存
自立と依存は反対である、と単純に考え、
依存をなくしていくことによって自立を
達成しようとするのは、間違ったやり方です。
自立は十分な依存の裏打ちがあってこそ、
生まれてくるものなのです。
子どもを甘やかすと自立しなくなると思う人がいます。
確かに子どもを甘やかすうちに、親の方が
離れられないと子どもの自立を妨げることになります。
親が自立的であり、子どもに依存を許すと
子どもはそれを十分に味わった後は、
勝手に自立してくれます。
依存しないで自立を急ぐと孤立になってしまいます。
クラブに通う選手は、時には私が親の変わりをして
「自立」してほしいと思っています。