大人の都合
こんな話を聞きました。
ある保育園で月に1回、お弁当の日を作っていました。
他の日は給食だけれども、その日だけはお母さんに
お弁当を作ってもらおうという日です。
お母さんはあなたのために作っているんだよと
子どもには伝わるし、
お母さんにはたまには子どものために
弁当を作りなさいということを教えています。
子どもとお母さんと両方への教育の意味があったのです。
しかし、それはおかしいと市役所に言ってきた親がいました。
本音は面倒くさいということでしょうが、
保育園は自治体から給食費をもらっているだろう
それなのに親に弁当を作れというは筋違いだから
ちゃんとサービスしなさいと言ってきました。
お弁当の日はお母さんと子どもの精神運動というべき貴重な日です。
月に1回でも少ないのではないかという気もします。
結局、市役所から保育園に指導が入り、
なんとお弁当の日が2ヶ月に1回になったのです。
大人の都合が優先されて、子どものことを考えていなのです。
今の中学校の部活動の問題(土日どちらか半日だけなど)も
大人の都合が優先されて、本質がずれているように感じてしまいます。