真似る
職人希望の若者が、
なぜ雑用ばかりさせられるのか。
親方の所に弟子入りした時、
最初から実際に道具を持ってやり始めると、
当然うまく出来ません。
失敗して「難しいな」という思いが
刷り込まれて、上達が妨げられてしまいます。
弟子入りしてしばらくは、
親方や先輩の仕事ぶりを
雑用をしながら横で見ていて、
「ああやるのかこうやるのか」と
想像しながら、感覚だけで、
その技術を稽古していきます。
感覚の中で試行錯誤していくうちに、
自分の中でも「出来る」感じが
湧いてくるのだそうです。
卓球も同じことが言えると思います。
最初はボール拾いをしながら
上手い選手をよく観察して、
「上手い選手を見て真似をする」
これが上達の近道でもあります。