上達論

読書が好きで、よく本を読むのですが
その中でも、自分の指導論の中に
とても取り入れられた、本がこちらです!

著者:甲野善紀✖️方条遼雨
「上達論」

という本です!

基本とは何なのか?ということを根本から
考えさてくれる1冊になっています。

日本のスポーツは
まずは「基本」という考え方が多いです。

ですが、ヨーロッパなどに行くと
いきなり、ルールを教えられ
ゲームをしたりなんかします!!

このように、文化によっては
指導法は様々なんです。

特に、基本は
単純でつまらないという印象が
多いのが現実です。

結局、ここでつまらないとなってしまい
その競技を辞めてしまうなんてことは
よくある話しです。

ここで、甲野先生は
「基本とは自分で創るものだ」
と伝えてくれています。

卓球業界もそうですが、
そのスポーツの常識なんていうものは
コロコロ変わるものなんです。

例えば、昔は
早く動くためには、つま先立ちで
動くのが良いとされてきました。

ですが今では、足の裏全体で
床を掴んで、ベタ足で立つ
その方が体幹が安定して
力強いボールが打てると
されています。

このように「基本」
なんていうものは、コロコロ変化していくんです。
なので、自分の体を向き合い
様々な動きの中で、ベストを見つけていくこと
それこそが「基本」であるという考え方です。

そんな「基本」について
改めて考えるきっかけをくれる本なんです。

「今のボールを打った感じはどうですか?」
「心地よい?」

結局、本人にしか
最後の最後の
感覚は、わからないのかもしれません。

そんな場を提供することが
コーチのお仕事のように思います。

もちろん、勝敗も大事ですけどね!


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