やればできる

「やればできる!」はティモンディ高岸の常套句ですが、
スポーツ心理の真面目な話です。

昔、1マイル(約1.6キロ)走で4分を切ることは不可能と言われていましたが、
ロジャー・バニスターという選手が3分59秒4という記録を出しました。
それから2ヶ月後には別の選手が3分58秒00という記録を出し、
1年以内に23人の選手が4分を切ることに成功します。

不可能という思い込みが人間の限界を作り、
可能だという信念が限界を押し広げるという意味で
「ロジャー・バニスター効果」と呼ばれています。

日本選手の100M走でも
なかなか10秒を切る選手がいませんでしたが、
桐生祥秀選手が9秒98で走ってから
立て続けに3名の選手が9秒台で走っています。

これらは明らかに統計や科学というよりも
「彼(彼女)ができるなら私にもできる!」
という心理的要因が大きいと思います。

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