感謝の本質
『枯れ木に花咲くより
生木に花咲くを驚け』
もし、枯れた木に花が咲いたらみんなが驚きます。
しかし、本来は生きている木に花が咲くことこそ、
驚くべきことではないでしょうか。
と江戸時代の哲学者、三浦梅園(みうらばいえん)が残した言葉です。
日々をなんとなく過ごしてしまっていると、
生きた木に花が咲くことは、
当たり前としか見ることができません。
けれども、その当たり前は当たり前ではないはずです。
花だけではなく、私たちが過ごしている生活も当たり前ではないのです。
私たちがこの世に生を受けたのも
ものすごいレアな確率でこの世にいるわけです。
当たり前の日常は当たり前ではないと考えることができます。
当たり前ではないので「有難い」ことになります。
ここに感謝の本質があります。
そのように考えると日常に感謝の思いが溢れ出てきて
心もおだやかになってきますね。