言霊(ことだま)信仰
日本の昔の人たちは、私たちの話す言葉、
この言葉自体に魂が宿っていると信じていました。
これを「言霊(ことだま)信仰」と言います。
言葉には魂が宿っているので、その力が働いて、
よい意味の言葉を発すればよいことが起こり、
悪い意味の言葉を発すれば 悪いことが起こる
というふうに信じていたわけです。
節分の日に豆をまきながら「鬼は外、福は内」と
叫ぶのもめでたい言葉で幸福を呼び寄せようとしているのです。
「明日天気になーれ」と願をかけるのも、言霊信仰の表れです。